カスパーゼ-9

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カスパーゼ-9は、アポトーシス(プログラムされた細胞死)を誘導する「イニシエーターカスパーゼ」の一つで、ミトコンドリア経路において重要な役割を果たします。シトクロムcがミトコンドリアから放出され、Apaf-1(アポトーシスプロテアーゼ活性化因子-1)とATPとともに「アポトソーム」を形成すると、カスパーゼ-9が活性化されます。その後、カスパーゼ-3などのエフェクターカスパーゼを活性化し、細胞分解を促進します。カスパーゼ-9の異常は、がん(抑制による細胞死回避)や神経変性疾患(過剰活性化による神経死)に関連しています。

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