食品・生活用品・環境

避けるべき有害物質

私たちの日常生活の中で意識せずに摂取・触れることが多い有害物質をリスト化しました。これらの物質を理解し、適切にリスクを回避することが健康を守る鍵となります。

製品に含まれる有害物質

成分名 用途 懸念 含まれる食品 表記例
亜硝酸ナトリウム 発色剤、防腐剤 発がん性物質であるニトロソアミンの生成リスク。長期的な摂取で健康への悪影響が懸念される。 ハム、ソーセージ、ベーコン 亜硝酸ナトリウム
ソルビン酸カリウム 保存料 細胞やDNAへの影響が懸念され、一部では発がん性の可能性が示唆されている。 清涼飲料水、マーガリン、菓子類、佃煮 ソルビン酸、ソルビン酸K
安息香酸ナトリウム 保存料 ビタミンCと反応してベンゼン(発がん性物質)を生成する可能性。アレルギーや中枢神経への影響が懸念される。 清涼飲料水、ジャム、漬物 安息香酸Na
タール系色素(赤色102号、黄色5号など) 着色料 一部のタール色素は発がん性やアレルギーの原因となる可能性。特に子どもの注意欠陥・多動性障害(ADHD)との関連が指摘される。 飴、ゼリー、清涼飲料水、キャンディ 赤色〇〇号、黄色〇〇号
アスパルテーム 人工甘味料 一部の研究で神経毒性、発がん性の可能性、頭痛やめまいのリスクが示唆されているが、摂取量に依存。 ダイエット飲料、低カロリー菓子 アスパルテーム
スクラロース 人工甘味料 腸内細菌への悪影響やDNA損傷リスクが指摘されている。一部で代謝異常や発がん性が懸念される。 ダイエット飲料、低カロリー菓子 スクラロース
BHA(ブチルヒドロキシアニソール) 酸化防止剤 一部で発がん性や内分泌攪乱作用のリスクが指摘されている。 スナック菓子、バター、油脂製品 BHA
BHT(ブチルヒドロキシトルエン) 酸化防止剤 BHA同様に発がん性や内分泌攪乱作用が懸念される。 スナック菓子、インスタント食品、油脂製品 BHT
リン酸塩 保湿剤、品質改良剤 カルシウム吸収を妨げ、骨粗しょう症のリスクを高める可能性がある。一部で腎機能への負担が懸念される。 加工肉、インスタント食品、ソフトドリンク リン酸塩
トランス脂肪酸 加工油脂の安定性向上、風味の改良 心血管疾患のリスクを高める可能性があり、悪玉コレステロール(LDL)を増加させる。摂取量が多いと肥満や2型糖尿病のリスクも増加。 マーガリン、揚げ物、焼き菓子、加工食品 部分的水素添加油脂、植物油脂、ショートニング
カラギーナン 増粘剤 一部の研究で腸の炎症やがんリスクが示唆されている。 デザート、乳製品、アイスクリーム カラギーナン
プロピレングリコール 保湿剤、溶剤 大量摂取で中枢神経や腎臓、肝臓に負担をかける可能性がある。一部で毒性の懸念あり。 ケーキ、パン、アイスクリーム、乳製品 プロピレングリコール
硝酸カリウム 防腐剤 発がん性物質ニトロソアミンの生成リスクがある。長期摂取で慢性的な健康影響が懸念される。 ハム、ソーセージ、漬物 硝酸カリウム
アルミニウム系添加物 膨張剤、品質改良剤 神経毒性があり、アルツハイマー病との関連が示唆される。子どもの発達への影響も懸念される。 ホットケーキミックス、ベーキングパウダー 硫酸アルミニウムカリウム、アルミニウム系
ホルムアルデヒド 防腐剤、防カビ剤 発がん性やアレルギー性皮膚炎のリスクが高い。口腔や消化器官への刺激が懸念される。 一部の輸入魚介類、加工食品 ホルムアルデヒド(非表示の場合あり)
ジフェニル 防カビ剤 内分泌攪乱作用の可能性や肝臓への負担が指摘されている。 輸入柑橘類(オレンジ、グレープフルーツ) ジフェニル
イマザリル 防カビ剤 発がん性や内分泌攪乱作用のリスクが指摘される。 輸入果物(柑橘類、バナナなど) イマザリル
チアベンダゾール 防カビ剤 肝臓や腎臓への毒性が指摘される。動物実験で催奇形性のリスクが報告されている。 輸入果物(柑橘類、バナナなど) チアベンダゾール
ブロモ酸カリウム 酸化剤、製パン改良剤 発がん性や腎臓への毒性があるため、使用が制限されている。 パン、製パン用小麦粉 ブロム酸カリウム
過酸化ベンゾイル 小麦粉漂白剤 一部で発がん性や内分泌攪乱作用の可能性が指摘されている。 小麦粉、パン 過酸化ベンゾイル
ポリソルベート(20, 60, 80) 乳化剤 腸内フローラへの悪影響や腸の炎症のリスクが示唆されている。 アイスクリーム、菓子類、乳製品 ポリソルベート
カラメル色素(4-MEI含む) 着色料 一部で発がん性物質(4-MEI)の生成が懸念される。 清涼飲料水、ソース類、菓子類 カラメル色素
パラベン(メチル、エチル) 防腐剤 ホルモン作用を持ち、内分泌攪乱作用が指摘されている。一部でアレルギー性皮膚炎のリスク。 菓子類、加工食品、ソース類 パラベン
フマル酸 酸味料、pH調整剤 動物実験で腎臓への負担が指摘されている。一部でアレルギーの原因となる可能性。 清涼飲料水、ゼリー、菓子類 フマル酸
ステビア(過剰精製品) 甘味料 過剰精製されたステビアの一部成分が遺伝毒性のリスクを持つ可能性が指摘されている。 ダイエット飲料、低カロリー食品 ステビア
グリシン 保存料、酸味料 一部で腎機能への負担が指摘されている。大量摂取でアミノ酸バランスを崩す可能性がある。 冷凍食品、加工食品、調味料 グリシン
プロピオン酸カルシウム 保存料 一部で腸内環境への悪影響やアレルギー反応が指摘されている。 パン、ケーキ、加工食品 プロピオン酸カルシウム
EDTA(エチレンジアミン四酢酸) キレート剤 金属イオンを除去する目的で使用されるが、腎臓や肝臓への負担が懸念されている。 缶詰、飲料、ドレッシング EDTA
二酸化硫黄 漂白剤、防腐剤 アレルギー反応(喘息など)や消化器への影響が指摘されている。 ドライフルーツ、ワイン、ジャム 二酸化硫黄、亜硫酸塩
亜硫酸塩 酸化防止剤 アレルギーや肝臓への負担が指摘されている。一部では発がん性の可能性も議論されている。 ワイン、ビール、酢、ドライフルーツ 亜硫酸塩
イエローワックス 光沢剤 消化器への軽度な影響やアレルギー反応が懸念される。 輸入果物(リンゴ、柑橘類) イエローワックス
3-MCPD(3-モノクロロプロパンジオール) 加工副生成物 発がん性や腎臓、精巣への毒性が指摘されている。長期間の摂取が健康に悪影響を及ぼす可能性がある。 蛋白加水分解物(HVP)、一部の醤油や調味料 表示義務なし(加工由来)
1,3-DCP(1,3-ジクロロプロパン-2-オール) 加工副生成物 強い発がん性が指摘されており、摂取により健康リスクを高める可能性がある。 蛋白加水分解物(HVP)、一部の醤油や調味料 表示義務なし(加工由来)

調理で発生する有害物質

各物質が「発がん性を示す」「毒性がある」とされるのは、高濃度・長期摂取や動物実験での結果が中心です。通常の調理や適量の摂取では、必ずしも深刻な問題になるとは限りません。
焦がしすぎない、油を清潔に保つなどの工夫でリスクを下げることができます。

物質名 発生源 懸念 ポイント(補足説明)
アクリルアミド 揚げ物や焼き物などの高温調理(120℃以上) 発がん性が指摘されており、特に長期摂取でリスク増加。 国際がん研究機関(IARC)で2A(ヒトに対する発がん性が疑われる)に分類。 デンプン質食品(ポテト製品、焼き菓子など)で多く生成。
ヘテロサイクリックアミン(HCAs) 焦げた肉や魚(高温で焼いた部分) DNA損傷を引き起こす可能性があり、発がん性が懸念される。 肉・魚のタンパク質が150~300℃程度で焼かれると生成。動物実験で発がん性が確認されているものもある。
多環芳香族炭化水素(PAHs) 燻製食品や直火焼き(炭火焼き・バーベキューなど) 発がん性が指摘されており、肺がん・胃がんなどのリスク増加が懸念される。 不完全燃焼による煙が食品に付着して蓄積。 ベンゾ[a]ピレンなど発がん性が強い物質を含む。
アクロレイン 高温で調理された油(特に繰り返し使用された揚げ油) 呼吸器刺激や長期的な発がん性リスク。 油の酸化過程で生成される刺激性のアルデヒド。 動物実験で細胞毒性・発がん性が示唆。
フルフラール 糖を含む食品の高温加熱や焙煎工程(170℃以上) 動物実験で発がん性や肝毒性が指摘されており、長期的なリスクが懸念される。 コーヒー焙煎やパンの焦げ目などで微量生成。 IARCではグループ3(ヒトに対する発がん性が分類できない)。
クロロプロパノール類 油脂の加工や高温加熱(200℃以上) 発がん性がある可能性が示唆されており、特に3-MCPDや1,3-DCPが知られる。 醤油や蛋白加水分解物で生成する副生成物。 発がん性や生殖毒性のリスクが指摘されるため基準値が設定。
ニトロソアミン 加工肉(ベーコン、ソーセージなど)を高温で調理 胃がんや食道がんのリスクを高める可能性。 亜硝酸塩(発色剤)とタンパク質のアミンが反応して生成。 発がん性が強い物質が多い。
ホルムアルデヒド 魚介類の加熱調理(ホルムアルデヒドを多く含む魚種) 発がん性、呼吸器刺激。 IARCでグループ1(ヒトに対する発がん性がある)に分類。 主に吸入リスクが注目されるが、経口摂取でも大量なら毒性を示す。
AGEs(終末糖化産物) 高温で調理された食品(焼き物・揚げ物など) 酸化ストレスや慢性炎症を促進し、心血管疾患・糖尿病リスクを高める。 タンパク質と糖の加熱反応で生成。 過剰摂取は動脈硬化や老化促進に関与するとされる。

家畜・養殖のワクチン

ワクチン名 懸念 含まれる食品 使用目的 日本での使用状況
ブルセラ症ワクチン ワクチン由来のブルセラ菌が肉や乳製品に微量残留する可能性。ただし、通常の加工や調理で無害化される。 牛肉、豚肉、乳製品 ブルセラ症の予防 使用認可。ブルセラ症対策として必要に応じて使用。
口蹄疫ワクチン ワクチン効果が不十分な場合、耐性ウイルスが発生し、食品供給や衛生状態に間接的な影響を与える可能性。 牛肉、豚肉 口蹄疫の予防 日本国内で非常時(流行時)のみ使用認可。
豚熱(CSF)ワクチン ワクチン添加物(防腐剤など)が豚肉に微量残留する可能性があるが、人体への影響は極めて小さい。 豚肉 豚熱の予防 使用認可。近年の豚熱再流行で積極的に使用中。
鶏伝染性気管支炎ワクチン ワクチン株が環境で変異することで食品中で病原性が復活する可能性があるが、その可能性は極めて低い。 鶏肉、鶏卵 鶏の呼吸器疾患の予防 使用認可。養鶏場での感染症対策として広く使用。
ニューカッスル病ワクチン ワクチン株が環境で耐性化し、その影響が食品に及ぶ可能性はあるが、人体への影響はほぼないとされる。 鶏肉、鶏卵 ニューカッスル病の予防 使用認可。日本国内で養鶏業の標準的な予防手段。
牛のBVDワクチン 妊娠牛に使用された場合、胎児への影響が原因で変異ウイルスが発生し、乳や肉に含まれる可能性がある。 牛肉、乳製品 牛ウイルス性下痢症の予防 使用認可。必要に応じて使用されている。
レプトスピラ症ワクチン 一部の菌株に対応できず、感染が持続することで食肉や乳製品に残存するリスクがわずかにある。 牛肉、豚肉、乳製品 レプトスピラ症の予防 使用認可。発生リスクが高い地域で使用される。
鳥インフルエンザワクチン 不完全な免疫により耐性ウイルスが発生し、新型インフルエンザとして人間に感染するリスクを高める可能性。 鶏肉、鶏卵 鳥インフルエンザの予防 日本国内では原則使用禁止(例外的に承認される場合あり)。

家畜・養殖の抗生物質

成分名 懸念 含まれる食材 使用目的 日本での状況
エストロゲン(雌ホルモン) 中程度~高い:内分泌系への影響(内分泌攪乱作用)。過剰摂取でホルモンバランスを崩すリスク。 輸入牛肉(アメリカ・豪州産) 発育促進 日本国内での使用は禁止。輸入牛肉では使用されている場合がある。
プロゲステロン(黄体ホルモン) 中程度~高い:内分泌攪乱作用。妊娠や生殖機能への影響が懸念される。 輸入牛肉(アメリカ・豪州産) 生殖管理、成長促進 日本国内での使用は禁止。輸入牛肉では使用されている場合がある。
トレンボロン(合成アンドロゲン) 高い:発がん性リスク、内分泌系への影響。 輸入牛肉(アメリカ・豪州産) 牛の筋肉増加目的 日本国内での使用は禁止。輸入牛肉では使用されている場合がある。
ゼラノール 高い:発がん性、内分泌攪乱作用。ホルモン依存性疾患のリスクが懸念される。 輸入牛肉(アメリカ・豪州産) 合成エストロゲンによる発育促進 日本国内での使用は禁止。輸入牛肉では使用されている場合がある。
テトラサイクリン系 中程度:抗生物質耐性菌(スーパー耐性菌)の増加リスク。 養殖魚(サーモン、エビ)、畜産肉 感染症予防、成長促進 使用認可
マクロライド系 低~中程度:食品残留による内臓負担や抗生物質耐性の問題。 養殖魚、輸入肉 感染症治療、予防 使用認可
クロラムフェニコール 高い:造血抑制、骨髄抑制などの重篤な副作用。 一部の輸入魚介類、畜産肉 感染症治療 日本国内での使用は禁止。輸入食材でも禁止されている。
フルオロキノロン系 中程度:耐性菌リスク、腸内フローラへの悪影響。 輸入養殖魚(エビ、魚全般) 感染症予防 使用認可

野菜・果物に含まれる有害物質

成分名 用途 懸念 含まれる食品または使用対象 日本での使用状況
グリホサート 除草剤 発がん性が国際的に議論されている。内分泌攪乱作用や腸内細菌への影響が指摘されている。 遺伝子組み換え作物(大豆、トウモロコシ) 使用認可
パラコート 除草剤 強い肺毒性、摂取で致死的な影響を及ぼす可能性が高い。 一部の輸入農産物 日本国内で使用禁止
2,4-D 除草剤 発がん性、内分泌攪乱作用、肝臓や腎臓への影響が懸念されている。 輸入穀物 使用認可
トリフルラリン 除草剤 発がん性、神経毒性、長期間環境に残留するリスク。 一部の輸入穀物 日本国内で使用禁止
クロラゾスルロン 除草剤 動物実験で発がん性および内分泌攪乱作用が報告されている。 一部の輸入穀物 使用認可
リンデン 殺虫剤 発がん性、神経毒性、内分泌攪乱作用。環境中に長期残留し、生態系に悪影響を及ぼす。 一部の輸入食品 日本国内で使用禁止
クロルピリホス 殺虫剤 神経毒性があり、胎児や子どもの発達に悪影響を及ぼす可能性が高い。 野菜、果物 日本国内で使用禁止
ジクロルボス 殺虫剤 発がん性、神経毒性、内分泌攪乱作用の可能性が指摘されている。 野菜、果物 日本国内で使用禁止
カルボフラン 殺虫剤 高い神経毒性。土壌汚染や長期残留のリスクがある。 野菜、果物 日本国内で使用禁止
ディルドリン 殺虫剤 発がん性、神経毒性、生殖毒性。長期間環境に残留する。 一部の輸入食品 日本国内で使用禁止
DDT 殺虫剤 発がん性、内分泌攪乱作用、環境中での長期残留。 一部の輸入食品 日本国内で使用禁止
ネオニコチノイド系農薬 殺虫剤 神経毒性があり、ミツバチの大量死や生態系への悪影響が懸念されている。 茶葉、果物、野菜 使用認可
カルバリル 殺虫剤 神経毒性、生殖毒性、発がん性が指摘されている。 野菜、果物 使用認可
フェンプロパトリン 殺虫剤 神経毒性が強く、長期間摂取すると神経系の損傷リスクがある。 野菜、果物 使用認可
ジメトエート 殺虫剤 神経毒性が指摘されており、長期間摂取すると中枢神経や内分泌系に影響を及ぼす可能性がある。 野菜、果物 使用認可
アルドリン 殺虫剤 発がん性があり、環境中での長期残留が問題視されている。神経毒性も指摘されている。 一部の輸入食品、環境残留 日本国内で使用禁止
エンドリン 殺虫剤 高い毒性を持ち、発がん性や神経毒性が指摘されている。環境中での長期残留が問題視されている。 一部の輸入食品、環境残留 日本国内で使用禁止
ヘプタクロル 殺虫剤 発がん性があり、内分泌攪乱作用も報告されている。環境中での長期残留が問題視されている。 一部の輸入食品、環境残留 日本国内で使用禁止
ベノミル 殺菌剤 発がん性、生殖毒性、DNA損傷リスクがある。 野菜、果物 使用認可
カプタフォル 殺菌剤 発がん性、生殖毒性。使用禁止国が多いが、輸入食品に残留する場合あり。 一部の輸入食品 日本国内で使用禁止
ヘキサクロロベンゼン 殺菌剤 発がん性、肝毒性、環境中での長期残留。 輸入穀物、野菜 日本国内で使用禁止
トリクロロエチレン 殺菌剤 発がん性、肝臓毒性が指摘されている。土壌や水源汚染が問題化している。 一部の野菜、果物 日本国内で使用禁止
メタミドホス 殺虫剤 神経毒性、発がん性。過去に輸入食品での検出例あり。 一部の輸入食品 日本国内で使用禁止
フルオロ酢酸ナトリウム 殺鼠剤 高い毒性を持ち、ヒトの致死量が非常に少ない。環境への持続的な影響も懸念される。 一部の輸入農産物 日本国内で使用禁止
リン酸アンモニウム 肥料 地下水汚染、硝酸塩濃度上昇による飲料水への悪影響が懸念されている。 農地(土壌改良) 使用認可
硝酸アンモニウム 肥料 爆発性リスク、大量使用による土壌や水質汚染の可能性。 農地(土壌改良) 使用認可

製品に含まれる有害物質

成分名 目的 主に使用される製品 懸念 対策 日本での使用状況
ホルムアルデヒドおよび放出剤 防腐、防菌 シャンプー、ボディソープ、スキンケア製品、化粧品、ネイル製品 発がん性(IARC Group 1)。アレルギー性皮膚炎の原因。 「DMDMヒダントイン」「イミダゾリジニル尿素」を避ける。 使用認可
パラベン類 防腐 スキンケア製品(化粧水、乳液)、シャンプー、ボディソープ、ファンデーション エストロゲン様作用、内分泌攪乱作用、発がん性の可能性が議論されている。 パラベンフリーの製品を選ぶ。 使用認可
フタル酸エステル類 柔軟性の向上、香料安定化 香水、ヘアスプレー、マニキュア、柔軟剤、接着剤 内分泌攪乱作用、発がん性、生殖毒性が指摘されている(特に胎児や子供への影響が懸念)。 フタル酸エステルを含まない製品を選ぶ。 使用認可(製品用途による)
トリエタノールアミン(TEA)、ジエタノールアミン(DEA) 泡立ち、乳化 シャンプー、ボディソープ、洗顔料、泡タイプの化粧品 発がん性物質(ニトロソアミン)に変化する可能性。アレルギー反応のリスク。 TEA/DEA不使用の製品を選ぶ。 使用認可
ラウリル硫酸ナトリウム(SLS)/ラウレス硫酸ナトリウム(SLES) 洗浄 シャンプー、ボディソープ、洗顔料、歯磨き粉 刺激性が強く、1,4-ジオキサン(発がん性物質)が残留する可能性がある。 SLS/SLESフリー製品を選ぶ。 使用認可
ポリエチレングリコール(PEG) 保湿、粘度調整 クリーム、乳液、ファンデーション、ボディソープ 製造過程で1,4-ジオキサンが残留する可能性。 PEG不使用の製品を選ぶ。 使用認可
トリクロサン 抗菌、防臭 石鹸、歯磨き粉、かゆみ止め、消臭スプレー 内分泌攪乱作用、抗生物質耐性菌の出現リスク、環境への悪影響。 トリクロサン不使用の製品を選ぶ。 日本国内でほぼ使用禁止(2020年以降)
ナノ粒子酸化チタン/酸化亜鉛 紫外線吸収 日焼け止め、BBクリーム、化粧下地 吸入または経皮吸収でDNA損傷、発がん性のリスクが指摘されている。 ナノ粒子不使用の製品を選ぶ。 使用認可
タルク(アスベスト混入リスク) 増量、滑沢 ベビーパウダー、ファンデーション、アイシャドウ アスベスト混入時、肺がんや中皮腫のリスクが高まる。 タルクフリー製品を選ぶ。 使用認可
プロピレングリコール 保湿 ローション、保湿クリーム、化粧品全般、石鹸 高濃度で使用すると、皮膚刺激や乾燥を引き起こす可能性がある。 プロピレングリコール不使用の製品を選ぶ。 使用認可
PFAS(過フッ素化合物) 撥水、防汚 日焼け止め、撥水加工のファンデーション、調理器具のコーティング 長期残留し、発がん性、生殖毒性、免疫機能低下の懸念。 PFASフリー製品を選ぶ。 使用認可(用途制限あり)
アルミニウム化合物 制汗、防臭 デオドラントスプレー、ロールオンタイプ制汗剤 神経毒性、乳がんリスク、内分泌攪乱作用の懸念。 アルミニウムフリー製品を選ぶ。 使用認可

生活環境に潜む有害物質

物質名 発生源/目的 主に存在する場所/製品 懸念
ベンゼン 自動車排気ガス、タバコの煙、工業排出 大気、室内空気汚染 長期吸入で白血病リスクを高める。
アスベスト 古い建材や耐火製品 建築物の断熱材、壁材、屋根材 吸入による中皮腫や肺がんのリスク。
PM2.5 大気汚染物質 工業地帯、都市部の大気 長期暴露による肺がんリスク。
ダイオキシン ゴミ焼却、産業排出物 大気、土壌、食品(特に動物性食品) 長期的な蓄積による発がんリスク。
ホルムアルデヒド 家具、建材、接着剤、防腐剤 室内空気(新築・リフォーム後)、プラスチック食器、割りばしの処理材 吸入や食品接触で発がんリスク、呼吸器刺激、アレルギー反応。
トルエン 塗料、接着剤、インク、クリーニング剤 室内空気(塗装直後の部屋など) 吸入による神経毒性、頭痛、吐き気、長期的には肝臓・腎臓への悪影響。
古い塗料、鉛管、安価な陶器や金属製品 土壌、水、古い住宅や学校の壁、陶器の装飾品 神経毒性、特に子供の発達障害リスク。
カドミウム 産業排出物、陶器の塗料、汚染された食品や水 土壌、水、赤や黄の装飾品、陶器 腎毒性、骨粗鬆症、発がん性のリスク。
ラドン 地質由来 地下室、古い建物、井戸水 吸入による肺がんリスク(特に喫煙者でリスクが増加)。
一酸化炭素 不完全燃焼(暖房器具、車の排気ガス) 室内空気(暖房器具の近く、ガレージ) 酸素欠乏症を引き起こし、意識障害や死亡リスク。
BPA(ビスフェノールA) プラスチック容器、缶詰の内側コーティング ポリカーボネート樹脂製品、缶詰、飲料ボトル 内分泌攪乱作用、生殖毒性、発達障害のリスク。
フタル酸エステル類 プラスチックの柔軟性向上、香料安定化 ラップフィルム、食品包装、ビニール袋、香水 内分泌攪乱作用、生殖毒性、発がん性リスク。
PFAS(過フッ素化合物) 防水・防油加工 食品包装、テフロン加工の調理器具、撥水加工衣類 長期的な蓄積による発がん性、生殖毒性、免疫機能低下。
ベンゾピレン 木炭処理 割りばし、竹串 発がん性(IARC Group 1)。
VOC(揮発性有機化合物) 塗料、接着剤、木材処理 家具、割りばしの処理材 吸入による呼吸器刺激や神経毒性。